まだまだ
体調は良くなりパートも見つけた。
全くの希望通りではないだろうが10月オープンの近所のパン屋さん。
パン屋兼ケーキ屋で働いていたけれどそれももう20年も前の話だから、少々の不安はあったけれど、オーナーの話を聞いて不安よりも楽しみになってきた。
他の店舗で作ったものが配送され、その店で売る。
売り子の仕事は大体パン屋ならどこも同じだろうけど、私にとったらちょろいのである。
マニュアルの無い地元のパン屋にしたいと言うオーナーの言い分を聞いていて、ますます得意分野だと楽しみになった。
昔働いていた所はパン屋とケーキ屋が一緒になっていたので、用事は多かった。
焼き菓子もあったから進物用にのし掛けや包装ももちろん、ケーキの説明や予約や箱詰め、パンの販売と焼き菓子の個包装手伝い、もちろん店内の掃除、レジの集計、それがパン屋のバイトは当たり前だと思っていたから、パンだけってのは私にとって簡単なのである。
さて、パートも決まってあとは日を待つだけ。体調も悪く無いし、元々丈夫な方だと思うから、働き出したらだるさも全くなくなるだろうね。
やっぱり専業主婦は向いてなかったな…。いや、お金があれば楽しいかもしれないけど。
貯金も全く無い状態で専業主婦しちゃったからな。
少しでも稼いで子供達の学費にしたいのはもちろんのこと、自分も楽しみたいしな。
もう大阪に来て半年経つのに、殆ど家でしか過ごしてないな。
息子は相変わらずで昼過ぎに起きる。一発ここはキツく言ったほうがいいのだろうかと悩む。
以前なら頭より口が動いて言っていたけど、不登校児は休ませるべきだと言われ続け、いつまで休ませればいいのだろうとこっちがまいる。
傷付いたのもしんどいのも知っているけれど、口だけで勉強しなきゃ、進学したいと言われるとこちらもそれはそれはため息しか出ない。
その間同じように進学を目指している子は力をつけて行っているというのに。
昼間に起きるということで、起きて少し経ってご飯を食べるのだけど、2時や3時に軽くあるものを食べて、時にはそのまま食べずに夕飯。
そんな毎日で体が重いと言われたら、その口縫い付けたくなるよ。
自分で何の意識もしてないくせに言うこと言われてもな…。
時々、やっぱり考えが甘いんじゃ無いだろうか、この甘さは不登校中に培われたのでは無いだろうかと思う。
ニュースやなんかを観て何か一つ意見を言う度に、お前はもっと何にもしてないだろうなんて思う。
時間が過ぎたら確かに今の環境から抜け出せるし大人になったら過去のこと。私がそうだった。
でもお前は進学したいのだろう?なら時間が過ぎるのを待つだけでは、本当に文字通り過ぎるだけだぞ。