日記

なんとなく

私のことは2

不登校中の私は記憶にほとんどない訳だけどあると言えばエグいくらいウツっぽかったのでは?と思い出す事がある。

左の腕は傷だらけでリストカットが酷かった。

両親に隠していたつもりだったのに、ある日その腕を服の上から優しくさすりながら『痛かっただろう…』と一言ポツリと言った父の姿が忘れられないし、気軽に書いてしまった遺書が見つかって、そんなつもりが無くて書いただけって言った後嗚咽を出して泣かれた父の姿。

出かける事は出来るけど同年代の子はテンション高くて苦手だったからいつも一人。

メールも携帯もない時代、ゲームと漫画が私の心の拠り所。

一言も喋らない日も多かった。

今の私なら息子が同じ事をしていたら耐えられるだろうかね。

今でも微かに傷は残っていて、半袖が着られない。

見る度にあー死ななくてよかった!って思いとやってしまった後悔が忘れられないな。

息子はその事を知っているけれど『俺はそこまで思わなかったよ。死にたいとは思ったけど、死ぬのは勿体ないなぁって。やりたい事もあるし』と言っていたから、彼の欲を全て奪わなくてよかったと思う。

昔と違って理解のある教師が増えた事もあるだろうし、ネットで良くも悪くも色んな方向の意見がある事も大きいのかな。

でも、親や先生がどんなに理解を示しても、学校に行けないだけで自己肯定感がだだ下がりになるのも妙な話だよね。

だからと言って行かなくていいんです!学校に行かないを選んだ子は勇気ある子なんです!ってのを見ると、さすがにそれは違うな…て思うわけです。

でもそれでその子のお母さんが励まされるのなら、そんな言葉も有りなのかもね。

何が人を救うか分からないもんね。