日記

なんとなく

一つの事をする

決して一つの会社に勤め上げる事が偉いと推奨しているわけでは無い。

しかし責任を持ってこつこつと一つの会社に勤め上げる人は尊敬する。

 

私が製菓の世界に飛び込んだのは15歳だった。

一年と持たなかった。

精神的な物からくる弱さで体を壊してしまった。

 

そこからまた同じようになったらと怖くて怖くて、飛び込むことが出来なかった。

 

今思えばもっと肩の力を抜いてゆっくりやってけばよかったな。そうすればまだ製菓の世界にいて、全く違う道を歩んでいたかもしれないな。

 

なんて、どうしようもない後悔が私に張り付いている。

今からでも行こうか、飛び込もうか、ゼロから教えて貰おうか。

いやしかし子供が、家庭がと、私は私が進めない理由を人のせいにして足踏みしている。

 

半分、今の気楽なバイトでも楽しいしな。と言うのもある。

 

一つの事をすると私は過集中のきらいがある。

どっと疲れて帰った後、家族をおざなりにするのは私が許せない。

責任感があると言えば聞こえはいいけれど、極度にそこにハマる。

私の生活の殆どがそれになる。

少し恐ろしい。

 

バイト先で仕事をしている時、新人の社員さんに『貴女は自分の勤めている店に愛がありますねぇ☺️』と言われてどうしようもない複雑な気持ちになった。

 

愛じゃない。良くしようと取り組んでいるだけだ。

でもそうか、私はただのバイトだから危ない、出しゃばらないように気を付けようとも思った。

 

それと同時に、社員だからと言ってそこまで気が回らなくても社員の世界に飛び込めたその人に嫉妬した。

いや、その人はその人なりに一生懸命なのは分かっている。まだ仕事を覚えるだけでも大変だと思う。ただ私の融通の効かなさに歯痒かった。

 

旦那は背中を押してくれる。

 

『君は外でバリバリ働くのが似合いそうだな。』

 

ありがとう。

でもどうかな。なんだかんだで私はバイトの立場でしかいなかったからな。

 

『今からでも大丈夫だよ。もっと俺も家事するよ。』

 

うんでも貴方も大切なのよ。私のやりたい事のために負担をかけたくない。

 

ちくしょう。

気軽に愛がありますねなんていいやがって。

お前はもっと責任感を持てよ。

 

などと愚痴ってみる。

 

全ては私の勝手な私の後悔なだけ。