日記

なんとなく

参観日だったわ

こないだあったばかりなのに、今日も参観日。

娘は親が学校に行くととても喜ぶタイプ。

見に行かないと、大丈夫、と言って少ししょぼーんとする。

これは是非行かねばなぁ。

 

旦那も休みだったので、二人で行ってきた。

一年生皆かわいい。

 

もともと50分の授業べったり立ち見する根性がないので、夫婦で終わり10分前に行ってきた。

4階の小高い地区にあるので、娘の窓際の一番後ろの席からは、梅田の街が遠くに見渡せる。

先生には、窓の外見るの好きだねぇと言われたけど、いやいや、見慣れてないからね。

珍しさもあって、私でも見るな。

 

遠いような近い場所に、高層ビルが立ち並ぶ風景は、魅入ってしまう。

すごいねぇ、あそこに毎日お父さんが出勤してるんだねぇと話したこともあった。

 

私も夜、犬の散歩の度に魅入ってしまうもの。

 

さて、参観は安定の授業で、まぁ普通に終わった。

その前に帰ろうと思ったけど、娘から目配せで、ちょっとまって!と伝えられた。

隣の教室から、他のクラスの児童がわあわあと賑やかに出てきた。

娘も隣の女の子とニコニコ話している。

いつ出てくるかなぁと待っていたのだけれど、やっぱりツライ。

 

ダメなんだ。

他の男子児童が目の前で楽しそうに戯れながら通られるのが。

 

旦那はそこまで思わないのだろうな。

単純に娘可愛い可愛いモードになってるからなぁ。

女が感情的な生き物というのも、ここら辺のことかな。

 

涙が出そうになる。

堪えるけどたまらない。

 

羨ましい。いいなぁ。この子達のお母さんずるい。

 

私も下の階に行って、息子の参観したい。

羨ましい。

 

白いシャツと黒いズボンが眩しい。

 

ブワッと感情が来たその時、他のクラスのお母さん方もワラワラと来て前を通る。

 

やだー久しぶりぃー!この後の総会出る?懇談会は修学旅行の事だよね?準備したー?

 

羨ましい。とても羨ましい。

それしか出ない。でも声に出せないから涙に来る。でも涙にも出せないから、息がつまる。すぐ渡り廊下に避難した。

旦那は気付かず娘をニコニコ見ている。

 

渡り廊下から見える、梅田の隣の街が見える。

それでも大きいなぁ。

高層ビルが並んでる。

 

数分後娘が笑顔で飛びついてきて、一緒に連れてきたお友達を紹介してくれた。

メガネをかけた、素朴な可愛らしい子。

『お友達になってくれてありがとうね。』

と、その子の腕をさすりながら言うと、恥ずかしそうにハニカミながら『いえ!』と緊張した声で言った。

その後は楽しそうに何処かに行った。

 

ちょっとまってって、そうか、お話ししたかったのね。

 

帰ったら息子は気を使うように『おかえり。妹ちゃんは、授業ちゃんとしてた?』と聞く。

 

分かっているよ。同じ素直で優しい子供達なのは。

しかし、家で普段着の息子を見て、無性に暗く感じる。

 

不登校は不幸じゃない。

そうよく言うけどさ、幸か不幸かは知らないよ。そんなもの。結果論だから。

だけどやっぱり、明暗の差は感じるよ。

未来とか将来じゃなくて、そう言うリアルタイムのふとした時に。

その差を目の当たりにすると気の利いた事が言えない。

それがつらい。

だって、未来とか将来を一秒一秒思い描きながら会話するわけじゃないからね。

リアルタイムで状況は流れて、次々処理していかないといけないからね。

 

旦那が『うん!楽しそうにしてたよー!』とニコニコ息子に答える。

 

ごめんよ、あんたが、ツライ時、自殺を考えるくらい悩んだのは知っているよ。

知っているけど、今は、すぐお父さんのように声が出せない。先に涙が出るから。

出したら、また、あんた傷つくだろ?

 

私は、コーヒー淹れるのに忙しいから、そそくさと台所行くよ。ごめんよ。

 

子供を産んだ時意外は、初めての専業主婦をしている訳だけど、それにも少しずつ鬱積する物があるのも確か。

 

一日中息子と一緒。

 

話す相手が私しかいないから、よく喋る。

構わない。それは構わない。

素直に何でも話すわね。それが羨ましいと思うお母さんがいるのも分かっている。

 

だけど、たまには、関わらない昼間が欲しいと思うことがある。

 

やっぱりパートかな。

ゆっくり専業主婦憧れてたんだけど、まだまだだったか。それこそ子供が巣立ってからかな。

 

もう、楽しい中学生活は無理なんだろうなぁ。

 

家事以外何もしていないのに

私は少し疲れている。