日記

なんとなく

卒業式だった

今日は娘の卒業式だった。

15人の卒業式。

大体は中学の制服を着て出席するのだけれど、娘はまだ中学が決まっていないので、さてどうしたものかと思っていたら、制服がまだ出来上がってない子が、袴を着ようと提案してくれたので、レンタルの袴で出席した。

ド派手な物が私も娘も嫌いなので、一番地味な物を選んで、髪の毛は一つに縛って、和柄バレッタを付けただけにしたんだけど。

袴の派手さが目立ち過ぎて、袴禁止になる学校もあるみたいだけど、それもまぁ分かる気はする。

しかしウチはそれに何万もかける価値観はないし、地味に地味にと選んだけど、充分華があって可愛かったよ。レンタル代の5000円でおさまったし。

 

何日も前から、茶話会に出すお菓子を仕込んでいて、それが一番楽しかったな。

クッキーやパウンドケーキ、ショートケーキやムースなど、これでもかという種類作ったよ。

 

茶話会会場の席に着くとそれぞれの子供達が書いた手紙が名札とともに置かれていた。

帰ってから読めばいいのかな?と思い、その時は開けなかったのだけど、しばらくして他のお母さんが、私は読んだよーと言っていたので私も読んでみた。

 

娘の丁寧な字で、たくさん書かれていた。

内容によっては、ははーん、先生に書かされたな感出てるな…と思ってやろうと思ってたけど、どうも違うよう。

僕はノータッチですよ。いつ書いたんだろ?と先生も言っていた。

 

最初は、美味しいご飯をありがとうとか、宿題しなくてごめんなさいだったからちょっと笑った。

2ページ目くらいに、私が泣きながら、娘がお兄ちゃんは学校休めてずるいと言った事言わないでと言ったことが書かれていた。

一瞬まともに見れなかった。

目をそらした。

 

それでも読んでいると、

あの時はごめんなさい。あの後お父さんが、話を聞いてくれたから大丈夫。でも後からお父さんに、私が心配だからお父さん行ってあげてってお母さんが言ったんだよと聞きました。それ聞いてお母さんの優しさにもう一度泣いた。ごめんなさい。ありがとう。

と書かれてたから、もうだめだよね。

 

別に茶話会で泣けるような事はしてなかったので、タイミングまずった。

グッとこらえて、同じように読んでた隣のお母さんに『やばいねっ!グッとくるね!』と笑ってごまかした。

 

その後終わりの辺りで、サプライズで娘と私は壇上に呼び出され、お別れのプレゼントを貰った。

さすがに娘は号泣してしまった。

ありがとう。

 

帰宅して、着替えて、ホッと一息ついていて、娘の手紙を旦那に見せた。

2ページ目になったとき慌てて風呂場に行ってしまった。

子供達は見ていなかったけど、風呂場で旦那は泣いていた。

その姿を見てやろうと追いかけたのに逃げられたよ。

 

しばらくして何も無かったかのように『これ、金庫行きな』だって。

そんなもん持ってないよ。

 

息子の事を思い出し、娘の成長を想い、とても感慨深い1日になった。

 

来週から忙しいよ。

住む所を決めて一気に事が運ぶ。

 

寂しいな。寂しいけど楽しみだなぁ。