日記

なんとなく

ハードルを下げる

母からのLINEで、兄嫁が保母さんをしているのだけれど、適応障害と診断され休職すると聞いた。

 

こないだ産休が開けて、二ヶ月目のことだった。

職場でどうしても合わない人がいるとは聞いていた。

 

母は心配そうに、園長先生の高校生の息子さんが不登校で、心療内科に行ったから、貴女も行ってごらんなさいと紹介されて行ったと言っている。

早朝から弁当屋の仕事のためいない兄。

奥さんは出勤前に一人で毎日のように泣いているのよと。

休めばいいのよね。

仕事も学校も、なんでもしんどければ休めばいいのよね。

 

 

私は、私も心療内科のハードルを下げて行けばよかったな。と、真っ先に思ってしまった。

 

私だって毎日泣いていたよ。家でなんて泣けないじゃ無い。

子供はもう分かる歳だし、夜は親もいるし。

どんなに悲しくなっても、歯を食いしばって、車の中か就寝の時まで我慢していたよ。

私だって、死にたいと口から出るくらいは泣いていたよ。

仕事も合わない奴が居て心底嫌だったよ。パートさん達には気を使ったよ。身内の自営業だから下手に出来ないし、やめられないんだよ。身内だから尚のことやめられないんだ。困るの分かってるから。

子育ても、子供達が幼児の時も一人だったよ。不安でたまらなかったよ。子供も自分も熱が出て、子供二人連れて小児科かけこんで看病したよ。百日咳がしんどかったな。

でも言えないじゃ無い。お母さんも一人で3人育ててきたし、店が忙しいじゃない。帰ったらせめて美味しいご飯ゆっくり食べたいでしょう?

不登校もどうしたらいいか分からなかったよ。でも冷静なフリしないと、旦那が一人で悩んじゃうだろ?状況が細かく分からない分、変に悩みそうじゃない。

 

 

真っ先にそう思いたくは無かったなぁ。

 

そうそう、しんどいよね。分かる分かる。

その思いが真っ先に出る人間になりたかったなぁ。

 

我慢が偉いとか、美徳とか、ほどほどだね。

し過ぎると、変に曲がったプライドだけが育つ。

私は!なプライドだ。

 

口には出さないよ。私も心配しているよ。

本当だよ。

しんどいの分かるもの。

本当だよ。

 

ごめんね。せめて子供、風邪引いた時位預かってあげれれば、少しでも仕事へのストレス軽減できたのにね。

休みの日は、たまに預かって、ゆっくりさせてあげたかったけれど。

 

心の片隅の方に、実は仕事も環境も逃げたくて、旦那の転勤をすすめたのがある。

 

店の手伝いも、毎晩の両親の為の晩御飯も、仕事も、人間関係も、甥の面倒も、お祖母ちゃんの相手も、あー!もういいでしょ!私は、私の家庭の事だけするんだから!!と何処かでキレたのかもしれない。

 

子供の不登校や旦那の転勤を建前に、静かにキレたのかもしれない。

 

そんな、面倒な事をする前に、さっさと自分であーしんど!って認めてあげればよかったね。

 

だけどさ、高知の状況を聞くと、私の代わりに入った人が早速もう辞めるとか、両親のラーメン屋、土日のパートさんがまだ決まってないとか、夕飯の事とか、甥の事とか、ごめんなぁって思うことはあるけど、ごめん、今実に気楽でぼんやり出来てるんだ。

息子の状況が変わったわけでもないし、相変わらず旦那は出張が多いけれど、ふぅっ…とぼんやり出来ている。

楽しいねぇ。

 

大所帯の時も楽しかったけど、また違う楽しさだよ。

 

早い目早い目に、自分のしんどさに気がつくのは大事だなって思った。

 

自分に優しい人は、他人にも優しいって言葉の意味がわかるよ本当。

そういう事なんだな。

 

真っ先に心配の言葉が頭をよぎる、そんな優しい人間に私もなりたいな。