日記

なんとなく

息子のことは4

旦那は性根が本当に素直で優しい人なので、自分が子育てを妻に任せっきりでいることに罪悪感を持っていた様子。

ごめん、ごめんと泣きながら何度も謝られた。

だからと言って仕事を変えるなどと現実的じゃないし、今の仕事一本で真面目に家族の為に働いている旦那はどうしたらいいか分からなかっただろうと思う。

 

それから適応指導教室に申し込んで行くようにした。初めは殆ど行かなかったけど。

平日は自室でゲームで過ごした。

外に目を向けて欲しくて外にはよく連れ出した。

ご飯は必ず人と食べるようにした。

朝も少し遅くともみんなが家にいる時間内には起きるようにさせた。

幸いだったのは息子は旦那に似たのか素直だったので嫌がることはなかったし、暴言や暴力、物に当たったりなどは全くなかった。

起こすのには苦労しているけど。

ただ、大人しかった分静かに一人で死なれるのではと恐れた。

私がそうなりそうだったから、息子もそうなるんじゃないかと不安だった。

そう思いながらも、首絞めてやろうかと思ったのもまた事実。

 

そんな日がしばらく続いて、私が落ち着いてきたと同じ様に息子も落ち着いてきた。

よく笑うしよく話す。

ゲーム好きは相変わらずだけど、自室で一日中ゲームするより、時間制限のある居間でやるようになった。

話を聞くうちに勉強はやはりしたいと言っていた。

個人指導の塾も行かせたけどそこは続かなかったのでネット塾をさせてみた。

それでもスムーズに話が進むわけでもない。

やはり自力で独学なんてなかなか難しい。

やる日もあればやらない日もある。

適応指導教室も月の半分くらい行くペース。

そこでまた気分は落ち込む。

なにやってんの。暇なんだからそれくらい行きなさいよ。ネット塾くらいやりなさいよ。どれだけ環境整えるのに金出したと思ってるの?

 

繰り返し繰り返し、気分は浮いては沈み浮いては沈み。

 

でも息子と死にたいとは思わなくなったな。やっぱり可愛い息子なんだ。

素直で優しいんだよ。妹の宿題も優しく教えてくれるんだ。

お父さんが週末帰ったらはにかみながら玄関でお帰り言うんだ。

娘はお父さんに抱きつくけどそれが出来ないからね。それを感じてお父さんがふざけて息子に抱きつくと、まんざらでもないのが可愛いんだ。

私の体調を心配してくれるんだ。買い物一緒に行ったら必ず荷物持ってくれるんだ。

 

でも、それだけじゃ。厳しいんだよな。

 

その葛藤は今でもある。

 

最近は寒いからか娘は出不精になっているので、夜の犬の散歩は息子と二人で行く。

実は私が好きな時間。

息子がぽつりぽつりと言い出した。

勉強はやっぱり教師に教えてもらってこそだな。独学はきつい。学ぶにはやっぱり師がいるなって痛感する。お金もかかってる事はやっぱり気になるし。じゃあ学校行けばいいじゃんって思うんだ。分かってるんだ。学校行けたら一番いいな。でも怖いんだ…。と。

 

さぁ、どうしたらいいのかな。