日記

なんとなく

今と以前と

以前はやはり学生服の中学生を見ると、とても切なくて悲しくなることがほとんどで、よその子供の通学や下校姿は見たくなかったなぁ。

 

バカみたいにはしゃいじゃってさ。危ないんだよ。車道に出るなバカ。

 

そんな風に思っていたな。

 

今はどうかな。それは思わないな。いや、車道に出るのはマジで勘弁してほしいけど、そうじゃないな。

 

ふぅー、いいなぁ…。で終わりかな。

 

やっぱり羨ましいよ。

一人で歩いてても、友達と歩いてても。

それぞれその子達にも色んな悩みがあって、葛藤しながら頑張ってるんだろうなぁとも思うし、親も親で色んな事で悩んでいるだろうなと、思えるようにはなった。

だから、単純にその姿にいいなぁだね。

それは落ち着いた今でも消えない想い。

 

息子が使っていた駅も切ない。息子が入れなくなって、独りぼっちで明かりを頼りに座っていた塾の近くの自販機も切ない。息子を車から毎日降ろしていた学校近くの通りも切ない。

 

昔は私ここら辺見るだけで切なかったんだーなんて、言える日を待っている。

 

 

去年の秋くらいまで、昼間にお弁当買いに来てくれていた子はどうしたかな。

おそらくスクールカウンセラーか、適応指導教室の先生だと思うんだけど、一緒に来て、平日の昼間に、週に2回くらいは買いに来てくれてたんだけどな。

背は高いのに、細い体の大人しそうな男の子だったけど、無料でやってる大盛りサービスを必ず頼んでたな。

初めて来た時は下向いて欲しい弁当を指を指すだけだったから、大盛りにしますか?無料で出来ますよ?と聞いたら、こくんと頷いた。

 

なんだか雰囲気が可愛くて、息子を思い出して、蓋が曲がるくらいミチミチにご飯詰めたんだけど、食べ切れたのかあれ?と後から思った。

 

でもそれから必ず大盛りにするから、ご飯は沢山食べれるんだね。

 

徐々に『これ…』と言ってくれたり『大盛りで…』と付け加えてくれたり。

慣れてきた時は欲しい物を手に取って『大盛りでお願いします』だって。

 

漬物も足そうか?ソース足りてる?っていらぬ事を言いたくなるよね。

言えなかったけど…。

 

何年生だったのかなぁ。

中学生には間違い無いと思うんだけど。

来てくれるの嬉しかったけど、秋の終わりから今まで、とうとう私が辞める時まで会えなかったな。

 

学校に行き始めたのかな。もう適応指導教室もしんどくなったのかな。新しいお弁当屋さんみつけたのかな。あ、自分でお弁当こさえるようになったかな?それはないかー。それは私の理想かー。

 

頑張れ頑張れ。お母さんも男の子も。

私も新しい地で頑張るよ。